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孫策  伯符
sonsaku-hakuhu

孫策ノ巻第十八章  〜会稽郡攻略〜



静かなる男、孫静の進言は、こうである。
天然の砦を、正面から攻めて行き詰るのは道理。
押してだめなら引いてみるが良い。背後から攻めるのです。

この進言から、孫静は一世一代の大活躍をする。
孫策軍の飲み水は、雨が降って濁って飲めない水になってしまった。
そこで、かめに水を入れて、火で沸騰させるようにとの伝令を出す。
実はこれは策で、敵の目を火に集中させるのが目的であった。

敵が火に目を囚われている間に、孫策は奇襲隊を作った。
司令官は孫静で、その奇襲隊で敵の補給線を分断し、
浮き足立っている敵を、悉く殲滅して勝利を収めた。

ひっそりと現れた孫静の大活躍により、孫策は会稽郡も手中に収めた。
これで広大な江東の平定は、一段落ついたと言える。
あとは、周瑜が偵察に留まっている丹楊を袁術から奪えば、
完全に江東の地は孫策一色に染まる。

ついに孫策は、反袁術の意志を露にしはじめた。